タクシー業界 コラム

タクシーの隔日勤務はきつい?リアルな1日の流れと向いている人【2026年版】

タクシーの隔日勤務は本当にきつい?リアルな1日の流れと向いている人を完全解説【2026年版】

「タクシードライバーって1回の勤務が20時間って本当?」「隔日勤務はきつそうで体が心配」——タクシー転職を検討している方から最もよく聞かれる不安のひとつが、この隔日勤務についてです。

結論から言えば、隔日勤務は「慣れるまでの2ヶ月」が山場です。それを乗り越えると「むしろ自由な時間が多くて働きやすい」と感じるドライバーが大多数を占めます。ただし、向き不向きがはっきりしている勤務形態でもあります。

このページでは隔日勤務のリアルな1日の流れ・体への影響・向いている人と向いていない人・稼ぎやすさまで、全方向から徹底解説します。タクシー転職の求人情報はタクシージョブ全国版でエリア・勤務形態を絞って検索できます。


■ 隔日勤務とは?基本の仕組みをおさらい

まず、隔日勤務の基本構造を理解しておきましょう。

隔日勤務とは、1回の乗務が約18〜20時間に及び、翌日は「明け休み」として休日になる勤務形態です。たとえば月曜日の朝7時に出勤したら、翌火曜日の午前2〜3時頃に帰庫(帰社)します。そして火曜日は丸1日休み、水曜日の朝7時にまた出勤——これが隔日勤務のサイクルです。

1ヶ月の乗務回数は11〜13回が標準的で、法定の上限(月262時間以内)の範囲で運用されています。月の約半分は乗務日、残りの半分は明け休み+公休という構成になります。

隔日勤務・日勤・夜勤の違いを比較

勤務形態 1回の勤務時間 月の乗務回数 深夜帯 稼ぎやすさ
隔日勤務 18〜20時間 11〜13回 あり ◎ 高め
昼日勤 8〜10時間 20〜22回 なし △ やや低め
夜日勤 8〜10時間 20〜22回 あり ○ 中程度

隔日勤務は3つの中で最も1回の拘束時間が長い一方、月の出勤日数が少なく・深夜割増をフルに活用できるため稼ぎやすいという特性を持っています。「きつそう」という印象とは裏腹に、ベテランドライバーに最も選ばれている勤務形態でもあります。


■ 隔日勤務のリアルな1日の流れ

実際にどんな1日を過ごすのか、標準的な隔日勤務のタイムラインを紹介します。

〈出勤〉朝7時 点呼・車両点検

出勤後は点呼(アルコールチェック含む)と担当車両の点検から始まります。所要時間は15〜30分程度。この時間に体調不良や睡眠不足がある場合は申し出ることができます。健全なタクシー会社であれば、体調不良のドライバーを無理に乗務させることはありません。

〈午前中〉7時半〜12時 朝の通勤需要を拾う

朝のラッシュ時間帯は駅・オフィス街・病院周辺での短距離乗車が多くなります。件数を多くこなすことで売上を積み上げる時間帯です。慣れてくると効率的な流し方・付け待ちのコツが身についてきます。

〈昼〉12時〜15時 ランチタイム・昼需要

ビジネス客のランチ移動・買い物客・病院帰りの高齢者など、昼間の需要は地域によって異なります。渋滞が少なく走りやすい時間帯でもあります。この時間帯に軽めの食事休憩を取るドライバーも多いです。

〈夕方〉15時〜19時 退勤ラッシュ・夕方需要

夕方の退勤時間帯は再び需要が高まります。駅・繁華街・オフィス街でのピックアップが増え、稼ぎやすい時間帯のひとつです。この時間帯に集中的に走ることで、夜への体力を残しながら売上を伸ばすことができます。

〈夜〉19時〜深夜2時 最大の稼ぎ時

隔日勤務最大の特徴が、この夜間・深夜帯の稼ぎです。22時以降は深夜割増(運賃が約2割増)が加算されるため、同じ距離でも売上が大きく跳ね上がります。繁華街・歓楽街・イベント会場周辺では長距離乗車も増え、1回の乗車で1万円以上になることも珍しくありません。この時間帯を「隔日勤務の醍醐味」と語るドライバーも多くいます。

〈深夜〉深夜2時〜4時 仮眠タイム

深夜2〜4時頃は需要が落ち着く時間帯です。多くの会社では、この時間に1〜2時間の仮眠が取れるよう仮眠室が用意されています。短時間でも横になれることで、後半の乗務に向けてリカバリーできます。仮眠室の設備・快適さは会社によって大きく異なるため、見学時に確認することをおすすめします。

〈早朝〉4時〜6時 朝の通勤需要・帰庫へ

早朝は始発電車に乗り遅れた人・早出の会社員・空港向けの乗客などの需要があります。この時間帯の稼ぎを積み上げ、6〜7時頃に帰庫して1日の乗務が終了します。

〈帰庫後〉精算・翌日は丸1日明け休み

帰庫後は売上精算・日報記入を行い、退勤します。退勤後の翌日は丸1日の明け休みです。疲れていれば家でゆっくり休める、体調が良ければ趣味・副業・家族との時間に充てられる——この自由度が隔日勤務を選ぶ大きな理由のひとつです。


■ 隔日勤務は本当にきつい?体への影響を正直に解説

「18〜20時間連続勤務」と聞くと、過酷に感じる方も多いでしょう。実際のところを正直にお伝えします。

最初の1〜2ヶ月は「慣れ」が必要

転職直後は体内時計が乱れ、帰宅後の倦怠感・食欲の変化・睡眠の乱れを感じるドライバーが多いです。これは隔日勤務に限らず、生活リズムが変わる転職全般に起きることです。多くの場合、2〜3ヶ月で体が慣れ、違和感がなくなります

座り仕事であることの「意外な楽さ」

肉体的な消耗度で言えば、立ち仕事・重労働と比べてタクシー乗務は体への負担が小さい側面があります。基本的に座ったまま仕事ができるため、腰痛対策さえしっかりすれば体力的には「思ったより楽だった」と感じるドライバーも多くいます。

精神的な疲れのほうが大きい場合も

長時間、常に周囲の車・歩行者・信号に神経を集中させる運転業務は、体力よりも「注意力の疲れ」が蓄積しやすいです。特に慣れない土地でのルートを覚える最初の時期は、精神的な疲労を感じやすいです。ナビの活用・先輩ドライバーへの相談でカバーできます。

深夜運転が苦手な人には向かない

深夜から早朝にかけての運転が最も眠気を感じやすい時間帯です。もともと夜更かしが苦手・朝型の体質という方には、深夜をまたぐ隔日勤務より昼日勤専門のほうが向いている場合があります。


■ 隔日勤務で稼げる金額の目安

隔日勤務の最大のメリットのひとつが稼ぎやすさです。深夜割増をフルに活用できるため、日勤・夜勤に比べて月収が高くなる傾向があります。

エリア 月収の目安(手取り) 備考
東京23区 30万〜50万円 深夜需要・観光需要が高い
大阪・名古屋 25万〜40万円 繁華街での深夜稼ぎが鍵
地方都市(政令市) 22万〜35万円 エリアの需要密度による

月収は会社の歩合率・エリアの需要・個人の営業力によって大きく変動します。同じ隔日勤務でも、稼ぎ方のコツを掴んだドライバーは月60万円を超えることもあります。詳しい給与・歩合の仕組みはタクシージョブ全国版の【東京vs地方】タクシードライバーの収入・働き方の違いを比較で確認できます。


■ 隔日勤務に向いている人・向いていない人

隔日勤務に向いている人

① 夜型・深夜に強い体質の人
深夜帯が一番の稼ぎどころのため、夜更かしや深夜の集中が苦にならない体質の人は非常に向いています。

② 平日の昼間に自由な時間が欲しい人
明け休みの平日昼間は銀行・役所・病院など「混まない時間帯」を活用できます。趣味のゴルフ・釣り・映画鑑賞などを楽しんでいるドライバーも多数います。

③ 集中して稼ぎ、まとめて休みたい人
「1回の乗務でしっかり稼いで、翌日はゆっくり休む」というメリハリのある働き方が好きな人に向いています。

④ 前職で不規則勤務に慣れていた人
看護師・警備員・消防士・長距離トラック運転手など、不規則なシフト勤務を経験している方は適応が早い傾向があります。

⑤ ひとりで黙々と作業するのが好きな人
乗客が乗っていない時間は基本的に一人での仕事です。上司や同僚と常に顔を合わせる環境が苦手な方にとっては「気楽」と感じやすい仕事です。

隔日勤務に向いていない人

① 毎日同じ時間に起きて規則正しく生活したい人
隔日勤務は生活リズムが一定になりにくいため、規則正しい生活を最優先したい人には昼日勤のほうが向いています。

② 深夜の運転が苦手・眠気が強い体質の人
深夜に強い眠気を感じやすい体質の方は、安全面からも昼日勤専門を選ぶことをおすすめします。

③ 家族との夜の時間を大切にしたい人
夕食・入浴・就寝を家族と一緒に過ごしたいという方には、乗務が深夜に及ぶ隔日勤務はライフスタイルと合わないことがあります。

④ 体力・持病に不安がある人
長時間の拘束勤務は体への負担がゼロではありません。持病や体力面に不安がある場合は、主治医に相談のうえ、昼日勤や短時間勤務から始めることをおすすめします。


■ 隔日勤務を選ぶ際の会社選びポイント

同じ隔日勤務でも、会社によって「きつさ」は大きく変わります。以下のポイントを確認して、長く安心して働ける会社を選んでください。

仮眠室・仮眠設備の充実度

深夜の仮眠が取れるかどうかは、隔日勤務の質を左右する重要な要素です。仮眠室がない・狭い・うるさいといった環境では疲労回復が不十分になります。事前見学で仮眠設備を必ず確認しましょう。

固定給(基本給)の保証額

完全歩合制の会社は売上が少ない月の収入が不安定になります。固定給が一定額保証されている会社を選ぶと、隔日勤務に慣れる最初の数ヶ月の収入リスクを下げられます。

乗務員の平均年齢・定着率

乗務員の平均年齢が若め・中堅が多い会社は、職場環境が健全な傾向があります。高齢ドライバーばかりの会社は離職率が高かったり、昔ながらの体質で相談しにくい環境の場合もあります。

深夜帯の営業エリアの需要

隔日勤務の稼ぎを左右するのは深夜帯のエリア需要です。繁華街・歓楽街・空港・大型病院に近いエリアで営業している会社は、深夜帯の稼ぎが大きくなる傾向があります。

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■ 現役ドライバーが語る「隔日勤務のリアル」

Aさん(40代男性・転職3年目)
「最初の1ヶ月は正直しんどかったです。帰宅しても眠れなかったり、逆に明け休みに爆睡して1日潰れたり。でも3ヶ月目くらいから体が慣れてきて、今は隔日勤務以外考えられないくらい気に入っています。何より平日の昼間にゴルフに行けるのが最高です」

Bさん(50代男性・元長距離トラック運転手)
「トラックの仕事も不規則だったので、隔日勤務は最初から全然苦じゃなかったですね。深夜の時間帯は道が空いてて走りやすいし、割増で稼げるし、個人的には昼間より好きです。仮眠室がしっかりしている会社を選んだのも正解でした」

Cさん(30代男性・転職1年目)
「最初は不安でしたが、先輩ドライバーから『深夜2〜3時は無理に走らず仮眠を取れ』とアドバイスをもらって、それを実践したら体の疲れがぜんぜん違いました。仮眠をきちんと取ることが隔日勤務を続けるコツだと実感しています」


■ まとめ:隔日勤務は「慣れれば最強」の働き方

隔日勤務は確かに、最初の数ヶ月は体への負担を感じることがあります。しかしそれを乗り越えると、「月の半分は自由・深夜割増で稼げる・一人仕事でストレスが少ない」という、他の勤務形態にはない魅力が見えてきます。

向いている人にとっては「最強の働き方」になり得る隔日勤務。自分が向いているかどうかを判断するには、実際の現場の声や求人の条件を複数比較することが大切です。

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アバター画像 この記事の監修者:アドバイザー紹介 ジョブズ代表 鈴木淳一
タクシー業界採用コンサルタントとして17年以上のキャリア。これまで延べ10,000名以上をタクシー就職への採用・転職へと導く。業界の採用事情から乗務ノウハウまで、常に新しい観点で信頼性の高い情報発信に努めている。本サイト"タクシージョブ"は、株式会社ジョブズが運営しタクシー業界に精通する代表が監修

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